ゲーミングヘッドセットの選び方2026
初めてゲーミングヘッドセットを買う方・買い替えを検討している方向けに、失敗しない選び方を解説します。
① 有線 vs 無線 — まず最初に決めること
ヘッドセット選びで最初に決めるべきは接続方式です。ゲーム用途では2.4GHz無線が主流になっており、有線と遅延差はほぼありません。ただし価格差があるため、用途と予算で判断しましょう。
有線(3.5mm / USB)
- ✓ 充電不要・安定した音質
- ✓ 価格が安い(同スペックで1万円以下も)
- ✓ スマホ・コントローラーにも接続しやすい
- ✗ ケーブルの取り回しが必要
無線(2.4GHz)
現在の主流- ✓ 動きが自由・ケーブルの煩わしさなし
- ✓ 遅延は有線とほぼ同等(2.4GHz)
- ✓ バッテリー持続20〜38時間のモデルが多い
- ✗ 定期的な充電が必要
- ✗ 有線より価格が高い
Bluetooth
- ✓ スマホ・PCなど複数デバイスに対応
- △ 遅延が2.4GHzより大きい(ゲームには非推奨)
- △ 2.4GHzと併用できる「両対応」モデルが便利
※ 競技・FPS用途なら2.4GHz無線 or 有線を選びましょう。Bluetoothは通話・音楽用途に向いています。
② ドライバーサイズと音質
ドライバーは音を出す振動板のことで、サイズが大きいほど低音が豊かになる傾向があります。ただしサイズより設計・チューニングのほうが音質への影響が大きいため、数値だけで判断しないことが重要です。
- 40mmコンパクトで軽量なモデルに多い。バランスの良い音質。SteelSeries・Sonyの製品に多く採用。
- 50mmゲーミングヘッドセットの標準。 低音の迫力と中高音のバランスが良く、FPS・アクションゲームに最適。
- 53mm+大型ドライバーで低音・臨場感を重視したモデル。没入感重視のゲームに向いている。
※ FPS・APEXなど足音・銃声の定位が重要なゲームでは、低音より中高音の解像度が高いモデルが有利です。
③ バーチャルサラウンドの必要性
2chのステレオ音声を7.1chなど多方向に聞こえるよう加工する技術です。FPSゲームで敵の足音の方向を把握しやすくなるメリットがある一方、音質が変わるため好みが分かれます。
サラウンドON
- ✓ 音の方向感が強調される
- ✓ 足音・環境音の位置把握が向上
- ✗ 音質が変わる(好みによる)
- ✗ ソフトウェア処理の品質に依存
ステレオ(2ch)
- ✓ 原音に忠実・音質が自然
- ✓ 多くのプロが好む設定
- △ 上下方向の定位はやや苦手
💡 プロの多くはサラウンドをOFFにしてステレオで使用しています。バーチャルサラウンドは使えると便利な機能として考え、あれば試してみるのがおすすめです。
④ マイク性能の選び方
ボイスチャットをするならマイクの音質・ノイズキャンセリング性能が重要です。配信・実況まで考えているなら、別途コンデンサーマイクの購入も視野に入れましょう。
取り外し可能マイク(着脱式)
マイクを外してヘッドフォンとして使えるため汎用性が高い。Razer BlackShark V2・Logicool G PRO Xシリーズに採用。音楽鑑賞でも使いたい方に向いている。
固定マイク(フレキシブルアーム)
マイクが本体に内蔵されておりいつでも使える。位置調整しやすく、ゲーム中にサッとチャットできる。HyperX Cloud・INZONE H9など多くのモデルで採用。
AIノイズキャンセリング(マイク側)
周囲の雑音(キーボード音・換気扇など)をAIがリアルタイムで除去。SteelSeries Arctis Nova・Razer HyperClearなどが採用。配信・テレワーク兼用に便利。
⑤ ANC(アクティブノイズキャンセリング)
外部の騒音を電気的に打ち消す技術です。競技ゲームには基本的に不要ですが、カフェ・図書館など騒がしい環境でゲーム・作業する場合には効果的です。
- ✓ANC搭載:Sony INZONE H9、SteelSeries Arctis Nova Pro Wireless など。静かな環境を作りたい方・テレワーク兼用に最適。
- —ANC非搭載:ほとんどのゲーミングヘッドセット。自宅でのゲーム用途なら不要。その分価格を音質・マイクに充てられる。
※ ANC搭載モデルは非搭載より1〜2万円高くなる傾向があります。自宅ゲーム専用ならANCなしで十分です。